会社の同僚の方とたまに自然科学研究会なるものを開催しております。
自然科学のあるテーマに沿って自由にプレゼンするものです。
第二回では私は「生活の中の数学」というテーマでプレゼンしました。
今回は,視聴率の計算に使われている統計学の話をします.
視聴率って,全世帯のテレビを調査している訳ではありませんよね.なぜ一部の世帯だけの調査で良いのか,その精度はどのくらいなのか,統計学に基づく理論を分かりやすく解説します.
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自然科学のあるテーマに沿って自由にプレゼンするものです。
第二回では私は「生活の中の数学」というテーマでプレゼンしました。
今回は,視聴率の計算に使われている統計学の話をします.
視聴率って,全世帯のテレビを調査している訳ではありませんよね.なぜ一部の世帯だけの調査で良いのか,その精度はどのくらいなのか,統計学に基づく理論を分かりやすく解説します.
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前回の記事で,新幹線の座席は乗客が効率よく座れるようになっているという話をしました.それを論理的に支えているのが,互いに素な数は全てを表すという整数論の基本定理です.今回はこれを証明します.
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自然科学のあるテーマに沿って自由にプレゼンするものです.
第二回では私は「生活の中の数学」というテーマでプレゼンしました.
今回は,新幹線の座席に使われている数学の話をします.
なぜ新幹線の席は2席シートと3席シートの組み合わせが多いのでしょうか?実は数学的に面白い理由があります.
これは私が教員採用試験を受験した際の模擬授業で取り上げたネタでもあります.
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自然科学のあるテーマに沿って自由にプレゼンするものです。
第二回では私は「生活の中の数学」というテーマでプレゼンしました。
今回は,高校数学の一里塚でもある微分積分と速度・距離の関係について紹介します.
数列の収束を求めるのに様々なテクニックがあります.
その一つにはさみうちの原理というものがあります.
これは収束性を求めることが難しい数列を簡単な数列で下からと上から評価してあげて,目的の数列の極限値を求めるものです.高校数学ではあいまいに説明されていたこの原理を,ε-N論法から厳密かつ分かりやすく解説します.
我々は今,実数の連続性を公理とし,数列の極限について定義しました.ここから得られる結果として,有界な単調増加数列の収束先を論じます.またその結果を用いて,一見当たり前のように思えるアルキメデスの原理を厳密に証明します.
不等式の問題でよく出る「三角不等式」というものがあります.角を曲がるのではなくて最短距離を斜めに横断した方が断然早いという一見当たり前なものですが,様々なバリエーションがあり,奥が深いです.また数列の極限の評価等によく使われます.様々なバリーションはたまに忘れてしまうので,まとめておきます.
実数の厳密な定義ができたところで,次は高校数学でも学んだ数列の収束について定義したいと思います.高校数学ではだんだんとその値に近くことと定義しましたが,ε-N論法を用いて定義を行い,数列の収束問題の計算方法について定義から導かれる結論を解説します.